ルネサスエレが上場来の高値に迫る、インド工科大学との連携などあり米半導体株高を受け買い安心感

■NY株は金利上昇でもNASDAQ最高値など強地合い

 ルネサスエレクトロニクス<6723>(東証プライム)は6月11日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は3022.0円(42.0円高)まで上げ、約2週間前につけた上場来の高値3057.0円に迫っている。米国10日のNY株式市場で半導体・AI関連株が再び活況高となり、NASDAQ総合指数が3日ぶりに終値で最高値を更新するなどで買い安心感が広がった。同社は6月5日にインド工科大学と半導体産業の成長促進に関する基本合意書を締結と発表しており、インド市場への展開にも期待が出ている。

 NY株式市場では、金利が上昇したにもかかわらずエヌビディアなどが上げ、グロース株は金利上昇に弱いとの通例に変化がみられた。金融政策決定会合FOMC(米国時間11、12日の予定)で想定外の政策が出ない限り、半導体・AI関連株などへの期待相場は影響を受けない可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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