ラクスルが買い気配のまま急伸、初配当など好感、第3四半期決算は営業利益38%増加

■トートバッグ製造輸入会社の子会社化も発表

 ラクスル<4384>(東証プライム)は6月12日、買い気配で始まり、午前9時15分現在は10%高の1004円(90円高)で買い気配のまま上値を追っている。11日の15時に第3四半期決算と配当予想の修正(初配)、トートバッグ製造輸入などの株式会社エーリンクサービスの株式取得(子会社化)などを発表し、好感されている。本日のストップ高は150円高の1064円になる。

 第3四半期連結決算(2023年8月~24年4月・累計、連結)は売上高が前年同期比24.7%増加し、営業利益は同38.4%増加するなど好調だった。通期の業績予想は据え置いたが、売上高、各利益(売上総利益、営業利益、経常利益、当期純利益、EBITDA)共に過去最高の見込み。これを受け、配当は、同社初となる剰余金の配当(初配)を実施する方針とし、24年7月期期末配当予想を1株当たり1円70銭の見込みとした。来期以降の配当については、Quality Growth(利益とキャッシュ・フローを伴った成長)を継続し、利益成長に沿って安定的かつ継続的な配当を行う方針とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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