ダイドーリミテッドは再び一段高、投資ファンドからの書面内容を「誤った認識」とし株式市場の受け止め方は買い優勢

■株価の反応は3か年中期計画を「推す」形に

 ダイドーリミテッド<3205>(東証スタンダード)は6月21日、再び一段と上げて始まり、取引開始後は8%高の844円(64円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新して2011年以来の高値に進んでいる。20日の夕方、「ストラテジックキャピタルが6月18日に公表した書面に対する当社の見解」を発表し、投資ファンドへの対応が注目されたが、株式市場の受け止め方は「買い」優勢となった。

 発表によると、ストラテジックキャピタルが提出した書面については、「誤った認識に基づく一方的な主張が展開されており」「株主の皆様を大きく誤導するおそれのあるもの」とした。ストラテジックキャピタルは、中期経営計画(2027年3月期までの3ヵ年)について、「達成したとしても、3年後に簿価ベースのPBR1倍(株価:492円)を下回っている可能性が高い」などとしたもようだが、これについても「何ら具体的な裏付けのない憶測にすぎない」とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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