巴工業、低温廃熱活用分野を拡大、バイナリー発電を第二の柱へ

■0~250℃廃熱活用の製品ライン拡充、発電・熱利用市場を開拓

 巴工業<6309>(東証プライム)は3月17日、バイナリー発電装置をはじめとする低温廃熱活用分野における今後の事業構想を発表した。現中期経営計画「Create The New Future」(2026年10月期~2028年10月期)の重点施策として、機械事業の「第二の柱」に位置付けるバイナリー発電装置の販売促進と併せ、250℃未満の低温廃熱分野で事業領域を拡大する。

 同社は従来の30kWバイナリー発電装置に加え、125kW機の事業譲受および米カルネティクス・テクノロジーズ社のタービン発電機技術導入を進める。また、インドのマックスワット社の蒸気発電装置に関する国内独占販売権を取得し、さらに熱交換器の新規取り扱いを開始した。これにより0~80℃の熱利用、80~150℃のバイナリー発電、150~250℃の蒸気発電まで、低温廃熱を有効活用できる製品ラインナップと販売体制を構築した。

 今後は下水焼却炉やごみ処理場、製造業などを対象に、既存のデカンタ型遠心分離機事業や化学品商社事業の販売網と連携し需要獲得を図る。未利用熱エネルギーを活用した再生可能エネルギー事業を拡大し、低温廃熱活用分野を同社機械事業の主力商品に匹敵する規模へ成長させる方針で、地域共生と脱炭素社会の実現への貢献を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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