ネオジャパンが年初来高値を更新、「上場維持基準」5月以降はすべて充足する水準で推移

■第1四半期の業績好調、今期から中間配当も実施し年間で増配を予定

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は6月25日、再び上値を追う相場となり、3%高の1698円(47円高)まで上げて1週間ぶりに年初来の高値を更新し、2021年以来の高値に進んでいる。6月14日に発表した第1四半期連結決算(2024年2月~4月)が好調で、中間配当の実施と年間配当の増配も発表。株価は14、15日に大きく上げ、以後、弾みのつく展開となっている。

 第1四半期の連結決算は、ソフトウエア事業、システム開発事業ともに第1四半期として過去最高の売上高を達成し、営業利益は前年同期比11.0%増加。営業利益率は前年同期比2ポイント上昇し、25.9%に達した。今期・25年1月通期は売上高、各利益とも過去最高となる見通し。配当については、株主への利益還元の機会の充実を図るため、今期から中間配当を7月期末に実施することとし、年間配当予想を期初予想から1円増配し28円の予定とした。来期・26年1月期には1株当たり31.0円(配当性向約40%)をめざすとした。

 また、東証プライム市場の「上場維持基準」への適合状況については、23年4月時点で「流通株式時価総額」だけが未充足だったが、その後、元取締役の大坪氏の保有株式の一部を自己株として取得した結果、流通株式比率が大きく向上した。24年5月以降の株価(終値平均)を重ねると、プライム市場の上場維持基準である流通株式時価総額100億円を充足する水準で推移している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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