日立建機、鉱山現場で超大型フル電動ダンプトラックが世界初となる実証試験を開始、再生可能エネルギーで真の脱炭素実現へ

■高効率・高性能なフル電動ダンプトラックの導入で環境負荷軽減

 日立建機<6305>(東証プライム)は6月27日、ザンビアのカンサンシ銅・金鉱山で、フル電動ダンプトラックの実証試験を開始したと発表。これは建設機械メーカーとして世界初の試みであり、ファースト・クォンタム社との協力のもと、稼働負荷のある露天掘り鉱山でダンプトラックの基本性能やバッテリーサイクルの検証を行う。ザンビアは再生可能エネルギーが92%を占める環境にあり、同国での試験は脱炭素化に向けた重要なステップとなる。

 フル電動ダンプトラックは、日立建機とABB社の共同開発によるもので、トロリーシステムを活用して充電による停車を必要とせず、連続稼働が可能。バッテリー重量を軽減し、積載量の最大化とコストパフォーマンスの向上を実現。鉱山業界全体で電動化の需要が高まる中、日立建機は2021年6月から開発を進め、2024年1月に試験機を完成させた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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