Delta-Fly Pharma、非小細胞肺がん新薬の臨床第3相試験開始

■肺がん治療薬開発へ前進

 Delta-Fly Pharma<4598>(東証グロース)は7月3日、EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん患者を対象としたDFP-14323の臨床第3相比較試験の症例登録を開始したと発表。この試験は、DFP-14323とアファチニブの併用群とアファチニブ単独群を比較するもので、日本国内30の専門医療施設で実施される。

 試験のエンドポイントは無増悪生存期間(PFS)であり、DFP-14323の上乗せ効果が実証されれば、EGFR遺伝子変異の種類を問わないがん免疫療法剤の提供につながる可能性がある。DFP-14323は、アミノペプチダーゼNを阻害することで難治性がん患者の治療効果が期待されている。

 同社は、日本以外のアジア諸国へも試験を拡大し、速度を加速させる計画を持つ。また、アジアの製薬企業へのライセンス導出活動も推進する方針である。なお、同件による業績への影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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