タカラバイオ、mRNAワクチン開発用試薬を改良し、高品質でdsRNA低減の製品を発売

■ワクチン開発の効率化と安全性を向上

 タカラバイオ<4974>(東証プライム)は7月11日、mRNAを効率的に合成できる新試薬「Takara IVTpro(TM)mRNA Synthesis System(low dsRNA)」を7月17日に発売すると発表。この試薬は従来品よりも不純物であるdsRNAの生成を大幅に低減することができ、安全で有効なmRNAワクチンの製造に貢献する。

 新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの実用化を契機に、mRNAは感染症予防やがん治療など幅広い分野での研究開発が進んでいる。人工的に酵素合成したmRNAには、意図しない免疫反応を引き起こす不純物が含まれることがあり、安全性向上が求められている。同試薬は、鋳型DNAの作製試薬「Cloning Kit for mRNA Template(BspQ I)」とmRNA合成試薬「Takara IVTpro(TM)T7 mRNA Synthesis Kit(low dsRNA)」の二つの試薬から構成されており、より高品質なmRNAの効率的な調製を可能にする。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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