コージンバイオ、麻布大学と共同研究契約を締結、エクソソーム産生量増加用培地開発へ

■動物再生医療への応用も期待、ヒト・イヌ細胞からのエクソソーム回収に成功

 コージンバイオ<177A>(東証グロース)は7月11日、学校法人麻布獣医学園麻布大学と共同研究契約を締結し、間葉系幹細胞由来エクソソーム産生量を増加させるような培地の開発を進めると発表。

 エクソソームは、細胞間の情報伝達に関与する細胞外小胞であり、近年、様々な疾患に関与している可能性が報告されている。コージンバイオは、エクソソーム産生用無血清培地「KBM EV Pure」を発売しており、今回の共同研究では、この培地をベースに、動物再生医療への応用も期待されるエクソソーム産生量増加用培地を開発することを目指していく。

 麻布大学 獣医学部 獣医学科 小動物臨床研究室の西田英高准教授は、「KBM EV Pure試作品」を使用し、ヒトの細胞のみならず、イヌの細胞からエクソソームを回収することに成功しており、今回の共同研究では、これらの知見を活かして、さらなる培地開発を進めていく予定。

 コージンバイオと麻布大学は、今回の共同研究を通じて、エクソソームを活用した研究や医療への応用に最適な培地の供給を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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