【株式市場】前場の日経平均は32円高、一時191円のあと伸びないが「トランプ・トレード」活発

◆日経平均は4万1307円36銭(32円28銭高)、TOPIXは2918.18ポイント(13.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2110万株

 7月17日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの742ドル大幅高などを受けて買い安心感が強まり、米トランプ氏の当選確実との見方で同氏の政策や考え方に乗る銘柄に注目する「トランプ・トレード」が活発化。重工株の中で今日は川重<7012>(東証プライム)の上げが目立ち、東レ<3402>(東証プライム)も高い。米キャタビラ株の活況高を受けてコマツ<6301>(東証プライム)やヤマシンフィルタ<6240>(東証プライム)も活況高。野村不HD<3231>(東証プライム)などの不動産株も高い。半導体株は米Nビディアの反落を受けて高安混在。日経平均は141円高で始まり、午前10時過ぎに191円37銭高(4万1466円45銭)まで上げた。前引けにかけては値を消したが堅調だった。

 東宝<9602>(東証プライム)が急伸して大幅に出直り第1四半期の増益率など受け通期上振れ期待が拡大い。セルソース<4880>(東証グロース)は東京都からの説明業務受託が材料視され大幅出直り。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は一段高となり定期的に「ビットコイン購入のお知らせ」を発表する中で「ビットコイン相場が6万5千ドルを回復したため注目拡大。石川製<6208>(東証スタンダード)は一段と上げて高値を更新し「トランプ・トレード」の買いの見方。Chordia Therapeutics<190A>(東証グロース)は第3四半期決算が好感され上場来の高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2110万株、売買代金は1兆9601億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1221銘柄、値下がり銘柄数は366銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、繊維製品、不動産、精密機器、建設、機械、パルプ紙、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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