【株式市場】日経平均は399円高、米中、両方の景気に期待強まりTOPIXも2000ポイント回復

◆日経平均は2万7898円37銭(399円50銭高)、TOPIXは2019.67ポイント(25.10ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億8544万株

 3月3日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ341ドル高の大幅反発などを受け、米国・中国両方の景気回復への期待が再燃したとされ、自動車株や海運株が軒並み反発基調となり、日本製鉄<5401>(東証プライム)は約8年ぶりの高値に進み、三菱商事<8058>(東証プライム)は上場来の高値を連日更新。景気敏感株の勢いが強いためか半導体関連株は重い印象だったが、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などは今年の高値を更新。日経平均は184円高で始まり、次第高となって午前11時20分にかけて411円49銭高(2万7910円36銭)まで上げ、前引けもほぼ上げ幅を保った。

 ファーストリテイリング<9983>(東証プライム)やエービーシー・マート<2670>(東証プライム)が2月の月次売上高の伸びなど好感されて活況高。三陽商会<8011>(東証プライム)やギフトHD<9279>(東証プライム)は第1週末に発表の予定とされて期待強く活況高。サイボウズ<4776>(東証プライム)は株主総会の招集通知で新たな大株主判明と思惑視され急伸。日本出版貿易<8072>(東証スタンダード)はPBR1倍未満株の出遅れとされ急動意。ピアズ<7066>(東証グロース)は提携が好感され一段高のストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8544万株、売買代金は1兆5105億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1533銘柄、値下がり銘柄数は247銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、精密機器、卸売り、化学、医薬品、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る