メタリアルグループのロゼッタ、国立がん研究センターと共同で生成AIによる治験文書自動作成へ

■膨大な文書作成を自動化、医療分野のDXを加速

 メタリアル<6182>(東証グロース)グループでAIサービスの開発・運営行うロゼッタは7月30日、国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区)とCSR(総括報告書)をはじめとする治験関連文書作成の自動化に関する生成AIの開発に取り組む共同研究契約を締結したと発表。この取り組みは、がん治療における臨床試験の効率化に大きく貢献することが期待されている。

 治験には膨大な量の文書作成が伴い、その作業には多くの時間と人手が必要とされてきた。特に、総括報告書のような高度な文書の作成には、高い専門性と精度が求められる。今回の共同研究では、ロゼッタが開発した専門文書AI「Metareal AI LLM 2」を活用し、がん研究センターの豊富な治験ノウハウと組み合わせることで、安価かつ迅速に高品質な治験関連文書を自動生成することを目指していく。

 この技術の実現により、治験プロセス全体の効率化が期待され、新薬開発のスピードアップにつながることが期待される。また、生成AIの導入は、医療分野におけるデジタル化を加速し、より多くの患者さんに最先端の治療を提供できるようになる可能性も秘めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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