ケンコーマヨネーズが今期の業績予想を大幅に増額し営業利益は従来予想を40.6%上回る見込みに見直す、配当も年38円(前期比8円の増配)に拡充

(決算速報)

■9月中間配当は19円の予定(従来予想比2円増)に

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は8月5日の夕方、今期・2025年3月期の第1四半期決算とともに通期連結業績予想の上方修正と配当予想の修正(増配)を発表した。25年3月期・通期の連結売上高は5月に開示した従来予想を2.2%上回る920億円に見込みに見直し、連結営業利益は同40.6%上回る45億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同40.9%上回る31億85百万円の見込みに見直した。

 売上高はインバウンド需要の高まり等により伸長し、利益面では当初想定よりも生産効率の改善をはじめとした収益改善が進んだことにより、5月に公表した業績予想を上回る見通しとなった。

 同時に配当予想も増額修正し、9月第2四半期末の配当(中間配当)は1株19円の予定(従来予想比2円増、前年同期比9円の増配)とし、3月期末配当も同19円の予定(従来予想比2円増、前年同期は20円)とした。今期から開始した中長期経営計画における株主還元は株主資本配当率(DOE)の考え方に基づき、2027年までに株主資本配当率(DOE)を1.5%以上としており、業績予想の修正にともない配当額も従来予想を上回る額とした。年間では38円(前期比8円の増配)になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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