【株式市場】前場の日経平均は789円高、中盤から上げ3万5000円台を回復

◆日経平均は3万5464円61銭(789円15銭高)、TOPIXは2514.52ポイント(80.31ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億9007万株

 8月7日(水)前場の東京株式市場は、為替が再び円高方向に切り返したことなどを受けて日経平均が反落模様の553円安で始まり、ほどなく936円00銭(3万3739円46銭)まで下押した。その後、日銀副総裁の発言として、金融資本市場が不安定な状況で利上げはしない、と伝えられたことなどを受けて次第高となり、午前11時前には1174円31銭高(3万5849円77銭)まで上げ、5日に割り込んだ3万5000円台を回復。前引けも上げ幅700円台を保ち2日続伸基調となった。

 自社株買いを発表したキヤノン<7751>(東証プライム)が朝寄りから続伸し、三菱重<7011>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)は朝寄り直後から次第高など、主力株の強さが目立った。日本化学工業<4092>(東証プライム)は四半期決算が材料視されストップ高、NISSHA<7915>(東証プライム)は業績予想の増額修正と自社株買いが材料視されストップ高。TBグループ<6775>(東証スタンダード)は昨6日の全般急反騰の日も下げたため反発の勢い強いとされストップ高。リネットジャパンG<3556>(東証グロース)は日銀副総裁発言(上段参照)を好感とされストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億9007万株、売買代金は3兆6659億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1401銘柄、値下がり銘柄数は230銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、銀行、卸売り、保険、証券商品先物、機械、電力ガス、医薬品、鉄鋼、情報通信、精密機器、水産農林、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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