【株式市場】日経平均は258円安、後場寄り後を高値に値を消し反落

◆日経平均は3万4831円15銭(258円47銭安)、TOPIXは2461.70ポイント(27.51ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は24億1922万株

 8月8日(木)後場の東京株式市場は、ニトリHD<9843>(東証プライム)が7日発表の四半期決算と円高など好感されて一段と強含んで始まり、良品計画<7453>(東証プライム)、も寄り後に一段と上げ、これまでの「円安によるコスト増」を脱却できそうな銘柄に注目が集まる様子となり、ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)も一段高。一方、ホンダ<7267>(東証プライム)などは後場寄り後に本日の高値をつけたものの次第に値を消し、「8月5日」急落後の回復力に濃淡がある様子となった。日経平均は後場寄り後につけた290円03銭高(3万5379円65銭)が本日の高値となり、13時頃からは再び小安い水準で一進一退を続けた。大引けは3万5000円を保てず反落となった。

 後場は、正午に第1四半期決算を発表した博報堂DYHD<2433>(東証プライム)が一段高で始まり、13時半に発表した高島<8007>(東証プライム)は急動意となってストップ高。富士ソフト<9749>(東証プライム)は株式非上場化に向けたTOB観測を受け前後場とも終日買い気配のままストップ高。アクリート<4395>(東証グロース)も終日買い気配となり中国企業との提携が好感されて2日連続ストップ高。インフォネット<4444>(東証グロース)は省庁・自治体向けAI検索システムなど好調とされストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は24億1922万株(前引けは12億237万株)、売買代金は5兆3509億円(同2兆7055億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は588(前引けは1055)銘柄、値下がり銘柄数は1027(同545)銘柄。

 東証33業種別指数は7業種(前引けは24業種)が値上がりし、鉱業、石油石炭、小売り、食料品、陸運、倉庫運輸、精密機器、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る