クレスコが後場一段と強含む、全体相場の急落に巻き込まれた結果割安感強まる、第1四半期は85%増益

■7月初に株式2分割を実施、新たな投資家層の資金流入も期待

 クレスコ<4674>(東証プライム)は8月8日の後場、一段と強含む相場となり、5%高の1151円(53円高)まで上げる場面をみせて出直りを強めている。受託ソフト開発の大手で、8月6日に発表した第1四半期決算(2024年4~6月、連結)は営業利益が前年同期比85.0%増加するなど好調。8月5日に発生した全体相場の急落に巻き込まれた結果、株価はPER11倍台になっており、割安に投資できる好機を提示している。7月1日付で1株につき2株の割合で株式分割を行ったため、最低投資金額が2分の1になっており、新たな投資家層の資金の流入も見込まれている。

 第1四半期(2024年4~6月)は、売上高が前年同期比15.8%増加し、営業利益は同85.0%増の8億70百万円だった。今期・25年3月期の連結業績予想は全体に従来予想を継続し、営業利益は59億円(前期比15.2%増)、予想1株利益は97円09銭。24年6月からは、新サービスとして、デジタルソリューション事業でクラウド総合支援Creageの新サービス「アプリケーションモダナイゼーションサービス」、クラウドシステム導入・更新時の生産性と品質を向上させる仕組みを構築する「Creage DevOps導入支援サービス」、AWS環境のセキュリティやガバナンスの課題を解決するサービスである「Control Towerオプション」の提供を開始した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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