マネーフォワード、バンキングアプリ『BANK APP』にCXプラットフォーム『KARTE』を連携しパーソナライズマーケティングを強化

■三十三銀行での導入が決定し、パーソナライズマーケティングを強化

 マネーフォワード<3994>(東証プライム)は8月16日、同社の「Money Forward X」が、金融機関向けに個人顧客向けマーケティング活動を支援する取り組みの一環として、バンキングアプリ『BANK APP』とプレイドが提供するCXプラットフォーム『KARTE』の連携を開始したと発表。これにより、データ分析に基づく高度なマーケティング支援が可能となり、三十三銀行において導入が決定した。地域金融機関のオンライン顧客接点の重要性が高まる中、この連携は金融機関のマーケティング活動を一層強化することを目指していく。

 地域における人口減少やデジタル化の加速により、金融機関の来店客数は減少傾向にあるが、バンキングアプリ『BANK APP』は、オンライン上での顧客接点として非常に有効なツールとなっている。現在、4つの金融機関で運用されている『BANK APP』は、ユーザー1人あたりの平均利用日数が月に5.5日と高い利用頻度を示しており、従来の銀行窓口を上回る利用状況を見せている。さらに、『BANK APP』は自動マーケティングシステム『XIM』を搭載しており、個々の顧客のニーズを検知し、自動的にレコメンドを行う機能を提供している。

 今回の『KARTE』との連携により、『BANK APP』を導入する金融機関は、従来のマーケティング自動化に加えて、顧客の行動解析データを活用し、よりパーソナライズされたマーケティング活動を効率的に行えるようになる。こうした取り組みは、DX戦略としてパーソナライズマーケティングの高度化を目指していた三十三銀行に評価され、『BANK APP』の導入が決定した。今後も「Money Forward X」は、金融機関の業務効率化と顧客の利便性向上に貢献し、地域全体の金融体験の向上を目指していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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