ジェイテックコーポが続伸、今期は各利益とも増益転換を見込み3週間ぶりに1500円台を回復

■全体の下げに巻き込まれたが6月決算発表後は回復次第に強める

 ジェイテックコーポレーション<3446>(東証プライム)は8月19日、続伸基調で始まり、午前9時30分過ぎに10%高の1560円(147円高)まで上げて8月1日以来の1500円台を回復している。日経平均が過去最大の下げ幅を記録した8月5日は全体の急落に巻き込まれるように下押したが、翌日は急反発。8月9日に6月決算と中期計画のローリングを発表してからは日々の上値をジリジリ上げながら一段と回復傾向を見せている。

 オプティカル事業、ライフサイエンス事業、機器開発事業、細胞培養センター(大阪大学大学院工学研究科との共同研究を推進)などを行い、2024年6月期の連結決算は売上高が過去最高を更新した一方、各利益は微減だった。今期・25年6月期の連結業績予想は、上期まで赤字が残る見通しとしたが、通期では売上高を26億40百万円(前期比31.4%増)、営業利益を同27.9%増などとし、売上高は連続最高を更新、各利益とも増益転換を見込む。

 中期計画は毎年ローリング方式で3か年計画を策定し、今回の中期経営計画は22年5月に公表した長期成長戦略「Innovation2030」で掲げた目標を達成するため、非常に重要な中期経営計画と位置づけた。ローリング後の数値目標のうち、売上高は25年6月期に26億40百万円、26年6月期に34億50百万円、27年6月期に45億円を掲げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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