【株式市場】日経平均は後場上げて178円高、景気敏感株やバリュー株が牽引し反発

◆日経平均は3万8288円62銭(178円40銭高)、TOPIXは2680.80ポイント(19.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億3887万株

 8月27日(火)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)や日本製鉄<5401>(東証プライム)、三菱重工<7011>(東証プライム)が一段と上げて始まり、引き続きNYダウ最高値を受けて景気敏感株やバリュー株に買いが集まる展開となった。トヨタ<7203>(東証プライム)や住友商<8053>(東証プライム)も一段と強み、紙パ株、水産株も高い。前引けに54円安だった日経平均は取引開始後に小高くなり、強もみ合いが続いた後14時過ぎから次第高となり前日比で反発した。

 後場は、セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)も一段と上げ、同社を買収する意向のカナダ企業が買収資金の調達ルートを拡大の観測。東邦鉛<5707>(東証プライム)も一段と上げて再び戻り高値を更新し非鉄市況や第1四半期の黒字転換など材料視。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は半導体株一服の中で独歩高を続けアジア系資金が注力の観測。KHC<1451>(東証スタンダード)はファースト住建<8917>(東証プライム)によるTOB(公開買付)を受け終日買い気配のまま大引けでストップ高。まぐまぐ<4059>(東証スタンダード)は引き続きクリエイター活躍を支援するプラットフォーム開始が好感されて再びストップ高。ドリコム<3793>(東証グロース)は中盤から急伸し2025年春配信予定のリアルライフ宝探しゲームの先行体験の参加者の募集開始発表に急反応。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で13億3887万株(前引けは6億7281万株)、売買代金は3兆2309億円(同1兆5506億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1326(前引けは1230)銘柄、値下がり銘柄数は280(同378)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ紙、鉱業、鉄鋼、輸送用機器、石油石炭、水産農林、海運、卸売り、情報通信、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る