【株式市場】日経平均は184円高となり反発、後場は一進一退だが海運、石炭株などは一段高

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万6577円27銭(184円24銭高)、TOPIXは1881.80ポイント(21.86ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億3494万株

 3月3日(木)後場の東京株式市場は、ロシア・ウクライナの交渉難航の観測があり日本郵船<9101>(東1)などの海運大手が一段ジリ高、豪州産の石炭先物が最高値と伝えられ住石<1514>(東1)や三井松島HD<1518>(東1)も一段高。一方でJR東海<9022>(東1)や三越伊勢丹HD<3099>(東1)も13時頃にかけて一段高。日経平均は前引けを50円上回って始まり、その後は一進一退を続け、前引けにかけてはダレ模様となったが前日比で反発した。

 NTT<9432>(東1)がドコモショップの合理化報道など受けて一段と上げ昨年来の高値。JFEシステムズ<4832>(東2)は業績上振れ期待などで約2ヵ月ぶりに実質的な上場来の高値を更新。ログリー<6579>(東マ)は「クッキー」に依存しない広告プラットホーム開発が好感され前後場ともストップ高買い気配のまま推移。鈴茂器工<6405>(JQS)は業績一段拡大期待などで2段上げ相場に発展とされ一段高。

 3月3日新規上場のイメージ・マジック<7793>(東マ)は午前10時50分前に2800円(公開価格1740円の61%高)で初値をつけ、直後の2871円を高値に値を消し、大引けは本日のストップ安となる初値比500円安の2300円となった。

 東証1部の出来高概算は12億3494万株(前引けは6億893万株)、売買代金は2兆7561億円(同1兆3255億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1424(前引けは1692)銘柄、値下がり銘柄数は667(同423)銘柄。

 また、東証33業種別指数は情報通信を除く32業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位は、海運、石油石炭、銀行、保険、非鉄金属、卸売り、鉱業、ゴム製品、倉庫運輸、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る