農業総合研究所が後場急騰、NTTアグリテクノロジーと資本業務提携へ、産直とテクノロジーが融合

■産直卸事業と大規模施設園芸の融合で日本の食の安定供給と新たな価値創造を目指す

 農業総合研究所<3541>(東証グロース)は9月3日、48円高(17.58%高)の321円(13時7分)まで上げて後場急騰している。同社は本日13時、NTTアグリテクノロジーとの資本業務提携契約を締結したと発表。この提携は、持続可能な農業の実現に向けた取り組みを強化することを目的としている。両社は、農産物の高付加価値化やフードロス削減、AI需要予測システムの共同開発などを通じて、日本の食の安定供給や安全性の高い国産野菜の流通・拡大を目指していく。

 NTTアグリテクノロジーは、農林漁業成長産業化支援機構が保有する農業総合研究所の普通株式485,900株(発行済株式総数の2.20%)を取得する予定。この資本業務提携により、両社は「大規模施設園芸事業」と「産直卸事業」という互いの強みを活かし、生産者と消費者をつなぐ新たな価値の創造を進めていく。

 同提携は中長期的に農業総合研究所の企業価値向上に資するものと考えられているが、当期の業績への影響は現在精査中。今後、公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示される予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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