トヨタ、次世代EV用電池開発計画が経済産業省に認定、全固体電池も視野に

トヨタ 7203

■2026年以降、高性能電池を量産開始へ

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は9月6日、2026年導入予定の次世代電気自動車(BEV)向けに、高性能な次世代電池と革新的な全固体電池の開発・生産計画を経済産業省から認定されたと発表。この計画は、日本における蓄電池産業の強化と、カーボンニュートラルの実現に向けた重要な一歩となる。

 具体的には、2026年以降、高性能な次世代電池を年間9ギガワット時の規模で生産開始し、全固体電池の開発も進める予定。これらの電池は、トヨタの次世代BEVに搭載され、高い走行性能と環境性能を実現することが期待されている。

 経済産業省は、この計画を「蓄電池に係る安定供給確保を図るための取組方針」に基づき認定した。この方針は、経済安全保障の観点から、蓄電池の安定供給を確保することを目的としている。トヨタは、今回の認定を機に、日本国内での電池開発・生産をさらに強化し、日本の産業の発展に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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