ASIAN STARが東京都内の収益不動産に関する事業を本格化

■横浜エリアが中心のため東京は手薄だったが豊島区の企業を連結化

 ASIAN STAR(エイシアン・スター)<8946>(東証スタンダード)は9月30日の午後、不動産の売買、賃貸、管理、仲介や不動産に関する総合コンサルタント業務を行う株式会社亜信(東京都豊島区)の発行済み株式の51%の株式を取得し、連結子会社化すると発表した。

 2024年10月11日を払込期日とする第三者割当増資を引き受ける方法により、亜信の普通株式5049株(株主総数の議決権に対する割合:51%)を取得する予定。取得価額は5049万円の予定。

 ASIAN STARでは、インバウンド事業の一環として中国投資家に日本の不動産投資販売及び日本国内における不動産管理業務に努めてきたが、横浜エリアを中心に活動してきたため、中国投資家のニーズが高い東京都内の収益不動産についての情報獲得が課題となっていた。

 23年の10月頃より、日創資本株式会社(東京都豊島区、尹立嬌代表取締役)との間で、都内の収益性の高い不動産を中国投資家へ販売する事業を共同で展開することについて協議を重ね、日創資本が新設した亜信を受け皿として当該事業を推進することで協議が調い、体制整備を進めてきた。

 そのような状況の下、今般、当該事業遂行に向けた亜信の財務基盤の強化等を目的として、亜信が総額9400万円の第三者割当増資を実施し、これをASIAN STARが日創資本とともに引き受け、亜信の発行済み株式の51%を同社が、49%を日創資本がそれぞれ保有することで、亜信及び日創資本と協議が調った。

 亜信は24年10月11日(予定)をもってASIAN STARの連結子会社となる予定。これに伴う今期当社連結業績は、会計上3ヶ月分の取り込みとなり、当期の連結業績への影響については、現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る