東宝、6月映画興行収入が大幅増、前年比61.8%増を記録、配給収入も絶好調、前年比85.3%増に

■TOHOシネマズなどの上映作品で興収58億円超、『コナン』『呪術』『鬼滅』など好調

 東宝<9602>(東証プライム)は7月9日、2025年6月の映画興行部門および営業部門の興行成績速報を発表した。TOHOシネマズなどで上映された作品群による映画興行部門の収入は58億2360万円となり、前年同月比61.8%増と大きく伸長した。一方、東宝が配給を担当した作品の営業部門の収入は71億7303万円となり、前年同月比85.3%増を記録。両部門ともに6月としては異例の高水準となった。

 興行部門では『名探偵コナン 隻眼の残像』『呪術廻戦 懐玉・玉折』『マインクラフト/ザ・ムービー』『ミッション・インポッシブル/ファイナル・レコニング』などの大型作品が稼働し、観客動員を牽引した。また『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』『教皇選挙』『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』など、多様なジャンルの新作も興収を底上げした。営業部門でも『鬼滅の刃』のリバイバル上映や『ベルサイユのばら』『ヒプノシスマイク』などのアニメ作品、音楽ライブのビューイング上映などが広範な層の支持を集めた。

 ただし1月~6月の累計興行収入を見ると、興行部門では前年同期比6.2%増、営業部門では12.8.2%減にとどまり、通期での完全回復には至っていない。春先までは前年割れが続いていたものの、5月以降の作品投入とともに回復基調に転じている。今後のラインナップ次第では、2025年下半期における興行全体の更なる押し上げも期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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