ピックルスHDが堅調、第2四半期決算は減益だが進ちょく度高い、PER割安

■今期予想1株利益は96円49銭、PERは10.7倍前後

 ピックルスHD(ピックルスホールディングス)<2935>(東証プライム)は10月1日、再び上値を探る相場となり、1048円(16円高)をつけた後も堅調に売買されている。9月30日の夕刻に発表した第2四半期決算(2024年3~8月・累計、連結)は営業利益が前年同期比12.7%減となるなど、各利益とも減益だったが、通期(2025年2月期)予想の66%を達成して進ちょくが好調な点などに注目が集まっている。このところキュウリの高騰などが伝えられているが、株式市場は「買い」優勢となっている。

 9月30日夕刻に発表した第2四半期決算(2024年3~8月・累計、連結)は、売上高が前年同期比6.1%減の216億94百万円となり、営業利益は同12.7%減の11億17百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同12.8%減の7億98百万円だった。

 今期・25年2月期の連結業績予想は、24年4月に開示した業績予想に変更なしととし、売上高は435億円(前期比1.1%増)、営業利益は17億円(前期比1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億円(同2.1%増)、予想1株利益は96円49銭。株価はPER10.7倍前後のため、東証プライム銘柄の平均PER15.3倍との比較で大幅に割安といえる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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