【株式市場】前場の日経平均は556円高、日銀の姿勢と円安、NY最高値など受け一時702円高

◆日経平均は3万8476円33銭(556円78銭高)、TOPIXは2678.40ポイント(32.46ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億8453万株

 10月1日(火)前場の東京株式市場は、日銀が朝発表した9月の金融政策決定会合の内容が利上げを急がない方針だったとされ、円相場が反落、NYダウの2日連続最高値もあって買い直す動きが広がり、三菱重<7011>(東証プライム)は一時8%高、日立<6501>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)は一時4%高、伊藤忠<8001>(東証プライム)は一時3%高など、大型株にも値を飛ばす銘柄が目立った。三井物産<8031>(東証プライム)なども上げ、重工株や銀行株には「石破政策関連銘柄」の見方も。日経平均は312円高で始まり、次第高となって午前10時半過ぎに702円39銭高(3万8621円94銭)まで上伸。前引けも上げ幅500円台だった。

 IHI<7013>(東証プライム)や日製鋼<5631>(東証プライム)が2日ぶりに高値を更新し、石破氏の防衛政策など材料視。火薬のカーリットHD<4275>(東証プライム)も急伸し世界的な宇宙産業の拡大やリニア新幹線のトンネル工事など材料視。技研HD<1443>(東証スタンダード)は一段高となり「防災省」設置構想に関連の見方。同じく伊勢化学<4107>(東証スタンダード)は急反発。セーラー広告<2156>(東証スタンダード)やイシン<143A>(東証グロース)は「地方活性化」政策への期待でストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8453万株、売買代金は2兆1007億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1126銘柄、値下がり銘柄数は463銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、機械、卸売り、証券商品先物、電気機器、保険、鉱業、その他金融、非鉄金属、精密機器、不動産、石油石炭、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る