【株式市場】前場の日経平均は188円高、富士通やキヤノンの決算好調で明るさ、8日ぶり反発基調

◆日経平均は3万8057円61銭(188円10銭高)、TOPIXは2725.55ポイント(15.69ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2805万株

 7月26日(金)前場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が続落のまま一進一退など、半導体関連株の重さが目立った一方、25日に四半期決算を発表した富士通<6702>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)などが大きく反発し、相場のムード好転に寄与とされた。中国での減産が伝えられたホンダ<7267>(東証プライム)も値上がりした。日経平均は小安く始まったが午前10時には3万8000円を回復し、11時過ぎには236円45銭高(3万8105円96銭)まで上げ、前引けも値を保ち8日ぶりの反発基調となった。

 日野自<7205>(東証プライム)も急反発し第1四半期の大幅増益や中国での合理化報道など好感。ジー・スリーHD<3647>(東証スタンダード)は菜種油系バイオ燃料での合弁が材料視され急伸。文教堂GHD<9978>(東証スタンダード)は第3四半期の大幅増益に加え文科省の書店振興策もあり再び一段高。サンバイオ<4592>(東証グロース)は特許取得が材料視され気配値のままストップ高。Amazia<4424>(東証グロース)は猛暑を避ける室内娯楽でマンガ需要拡大の期待など根強く急反発しストップ高。

 新規上場のタイミー<215A>(東証グロース)は850円(公開価格1450円の28%高)で初値をつけ、その後1855円まで上げて売買交錯に転じ前引けは1704円。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2805万株、売買代金は2兆2787億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1162銘柄、値下がり銘柄数は420銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、石油石炭、金属製品、機械、銀行、鉱業、ゴム製品、化学、海運、不動産、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る