応用地質、AI活用の表層崩壊危険斜面全国マップ開発、土砂災害対策に新たな一手

■AIが導く、土砂災害対策の新時代、応用地質が全国マップ開発

 応用地質<9755>(東証プライム)は10月11日、表層崩壊危険斜面(0次谷・長大斜面)の全国マップを開発したと発表。このマップは、応用地形判読士の技術を学習したAIモデルにより抽出された情報に基づいており、土砂災害対策支援の事前情報として活用が期待されている。

 AIモデルによる抽出精度は再現率88%、適合率66%であり、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第二期「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」の土砂災害に係る情報として採用された。現在、Webサイトでサンプルマップを公開しており、利用検討者からの問い合わせを受け付けている。

 応用地質は、今後も激甚化・頻発化する土砂災害を未然に防ぐため、対策支援サービスを拡張し、社会の安全・安心に貢献していく方針である。同マップの開発は、土砂災害リスクの早期把握と効果的な対策立案に寄与することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る