28日上場のHmcommは1128円(公開価格の33%高)で初値つけ売買活発

株式市場 IPO 鐘

■「AIプロダクト」と「AIソリューション」事業を展開

 10月28日に新規上場となったHmcomm(エイチエムコム)<265A>(東証グロース)は「AIプロダクト」と「AIソリューション」事業を行い、取引開始から50分近く買い気配を上げてから1128円(公開価格850円の33%高)で初値をつけた。その後1139円まで上げる場面を見せ、午前10時30分過ぎは騰勢一服の様子となり1040円前後で売買されている。

 「人の音声と“場”の自然音を認識し、異音検知をマネタイズする『音×AI』のスペシャリスト」(事業計画及び成⻑可能性に関する事項より)をかかげ、「AIx音声解析技術を活用して、業務効率化や新たなイノベーションの創出に貢献する様々なりリューションを提供」(同社ホームページより)している。7月には、ベネッセコーポレーションの教育事業(ベネッセハイスクールオンラインサービスの利用IDの問い合わせ)の電話受付業務に、HmcommのAI音声自動応答システム「Terry」が導入されたと発表した。設立は2012年7月。

 業績見通し(2024年12月期・個別、会社発表)は、売上高が10億40百万円(前期比29.9%増)、営業利益が1億29百万円(同55.6%増)、当期純利益は1億2百万円(同46.6%増)としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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