上場初日ストップ安のQPS研究所は急反発、公開価格より上で急激に下げ「お買いドク」の見方

株式市場 IPO 鐘

■小型衛星による地球観測データ提供めざす

 上場2日目のQPS研究所<5595>(東証グロース)は12月7日、急反発となり、午前10時過ぎに18%高の835円(125円高)まで上げた後も値上がり率13%台の800円台で売買され、上場初日午後のストップ安からV字型の急反騰となっている。

 小型SAR(合成開口レーダー)衛星36機のコンステレーションを構築することにより、昼夜や天候を問わず準リアルタイムで地球の観測データを提供することを目指して事業展開を行っている。公開価格は390円。上場初日は買い気配を上げて始まり、13時46分に860円(公開価格390円の2.2倍)で初値をつけたが、その後は急速に値を消し、大引けはストップ安の710円となった。株式市場関係者からは、公開価格を割り込んでの急落だと投資意欲が減退しかねないが、同社株はそうでなないため、急激に値を消したことで「お買いドク感」が強まったとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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