【株式市場】前場の日経平均は549円高、選挙結果はさて置き急激な円安など好感

◆日経平均は3万8463円50銭(549円58銭高)、TOPIXは2647.09ポイント(28.77ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億4432万株

 10月28日(月)前場の東京株式市場は、日経平均が155円97銭安(3万7757円95銭)で始まったあと急激な上げ相場となり、午前9時半にかけて744円82銭高(8658円74銭)まで上げ、前引けも上げ幅500円台で大幅高となった。衆議院選の結果を受けて国内政治の不安定化などは懸念されたが、円相場が前週末比で2円近く円安の1ドル153円に入ったことなどでトヨタ<7203>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)、三菱商事<8058>(東証プライム)などの大手商社が上げ、米半導体株高を受けてアドバンテスト<6857>(東証プライム)などは大幅高。決算好調のファナック<6954>(東証プライム)なども活況高となった。東京メトロ(東京地下鉄)<9023>(東証プライム)は小反発。

 キッコーマン<2801>(東証プライム)が急激に出直り自社株買いなど好感。中外製薬<4519>(東証プライム)は第3四半期の大幅増益と業績予想の増額修正など好感され上場来高値に接近。プレミアG<7199>(東証プライム)も四半期の大幅増決算の大幅増益などで急伸一段高。助川電工<7711>(東証スタンダード)は原発の運転再開や次世代エネの核融合発電など再び材料視され出直り急激。タイミー<215A>(東証グロース)も急激に出直りDeNAとの連携の可能性など出たもよう。

 新規上場のHmcomm(エイチエムコム)<265A>(東証グロース)は1128円(公開価格850円の33%高)で初値をつけ、1139円まで上げる場面があり前引けは1004円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億4432万株、売買代金は2兆641億円。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は1414銘柄、値下がり銘柄数は208銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、輸送用機器、医薬品、海運、証券商品先物、その他製品、電気機器、情報通信、陸運、サービス、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る