【株式市場】前場の日経平均は486円高で高値引け、「手取りを増やす」などに期待強まる

◆日経平均は3万9390円49銭(486円81銭高)、TOPIXは2712.26ポイント(30.24ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億1716万株

 10月30日(月)前場の東京株式市場は、日経平均がほぼ一本調子に上げて486円高で高値引けとなった。自民党と国民民主党の接近が伝えられ、国民民主の公約「手取りを増やす」などが採り入れられた場合の景気刺激に期待が強まり、日立<6501>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)をはじめ幅広く買いが入ったほか、米NASDAQ指数の最高値を受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体株が軒並み高となった。東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株も原発の稼働再開など受け軒なみ高い。

 山崎製パン<2212>(東証プライム)が大幅増益の四半期決算と1月からの一部商品の値上げ発表など受け急伸。日本電子<6951>(東証プライム)は米半導体株高に加え四半期決算も好感されて急伸。ハウスコム<3275>(東証スタンダード)は大東建託<1878>(東証プライム)による完全子会社化を受けて急伸しストップ高。マックハウス<7603>(東証スタンダード)は投資ファンドによるTOB(公開買付)で急伸しストップ高。ムサシ<7521>(東証スタンダード)は今回の衆議院選による売り上げ増など含む業績予想の増額修正が好感され急伸。ジェリービーンズG<3070>(東証グロース)は暗号資産TONコイン関連のプロジェクトへの投資など材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1716万株、売買代金は2兆3493億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1248銘柄、値下がり銘柄数は346銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、電力ガス、非鉄金属、精密機器、機械、ガラス土石、電気機器、海運、石油石炭、金属製品、化学、卸売り、情報通信、送用機器、不動産などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る