【株式市場】前場の日経平均は7円高、日米の金融政策決定会合が重なり参院選は好決算銘柄や材料株を個別に物色

◆日経平均は4万682円14銭(7円59銭高)、TOPIXは2918.82ポイント(10.18ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億206万株

 7月30日(水)前場の東京株式市場は、四半期決算の発表が本格化しはじめ、好決算銘柄や材料株の値動きが活発だった一方、日米の金融政策決定会合(米FOMC29、30日、日銀30、31日)があるためか、日経平均は朝寄りの69円高(4万744円)を高値に一進一退となり、中盤に117円安(4万556円)まで軟化して前引けは小高い程度にとどまった。中で、NEC<6701>(東証プライム)は第1四半期決算が好感されて上場来の高値を更新し、キヤノン<7751>(東証プライム)は相次ぐ自社株買いが好感されて活況高。フジクラ<5803>(東証プライム)などの電線株が軒並み高値に進み米コーニング社の好決算など好感された。

 住友ファーマ<4506>(東証プライム)が一段高となり水戸証券の投資判断など材料視。不動テトラ<1813>(東証プライム)は午前9時半過ぎから急動意となり千島列島北方で発生した地震による津波警報が材料視されたもよう。エムケー精工<5906>(東証スタンダード)はふょうせき予想の増額など好感され急伸。伊澤タオル<365A>(東証スタンダード)は猛暑関連とされ一段と出直り拡大。モンスターラボ<5255>(東証グロース)は債務超過解消を買う相場が再燃とされ出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は8億206万株、売買代金は2兆1311億円。プライム上場1624銘柄のうち、値上がり銘柄数は1074銘柄、値下がり銘柄数は466銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、非鉄金属、繊維製品、不動産、海運、陸運、石油石炭、その他金融、電気機器、銀行、鉱業、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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