FDKが一段と出直る、ニッケル水素電池など好調で営業利益と純利益が黒字化

■通期の利益予想を増額修正し純利益は前回予想を75%上回る見込みに

 FDK<6955>(東証スタンダード)は10月31日、一段と出直って始まり、取引開始後は5%高の649円(32円高)まで上げて約2か月ぶりの650円に迫っている。30日の15時に発表した第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)で営業利益と中間純利益が黒字化し、3月通期の各利益予想を増額修正、注目が強まっている。

 4~9月は、スイッチング電源などが減収だったが、ニッケル水素電池や設備関連事業が好調で、円安による売り上げ増もあり、売上高は前年同期比8.0%増加した。営業利益は7.8億円(前年同期比8.6億円増)と黒字化し、中間純利益も黒字化した。25年3月期・通期の連結業績予想のうち各利益の予想を増額修正し、営業利益は4月に開示した前回予想を30.0%上回る見込みに、当期純利益は同75.0%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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