【株式市場】前場の日経平均は884円安、NYダウ続落、円高など重なるが好決算の三菱電、パナソニックは高い

◆日経平均は3万8196円53銭(884円72銭安)、TOPIXは2656.78ポイント(38.73ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億9070万株

 11月1日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの3日続落、日銀総裁の31日の会見を受けた金利上昇、円高などが重なり、日経平均は576円安で始まったあと小戻したが再び下値を探る値動きとなり、午前11時過ぎに900円90銭安(3万8180円35銭)まで下押して前引けも大幅続落模様となった。中で、三菱電機<6503>(東証プライム)は15%高でプライム銘柄の値上がり率1位。四半期決算やアイシン<7259>(東証プライム)との提携など好感。パナソニックHD<6752>(東証プライム)、牧野フライス<6135>(東証プライム)も大幅増益の四半期決算が好感され活況高。自社株買いなどで昨日急動意の商船三井<9104>(東証プライム)は全体安に押されながらも小高い。

 積水化学<4204>(東証プライム)や富士電機<6504>(東証プライム)も四半期決算など好感されて大きく上げ、同じく加地テック<6391>(東証スタンダード)はストップ高、中央魚類<8030>(東証スタンダード)は一段と出直り拡大。フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は「マイナ保険証・免許証」が追い風とされ5日続伸基調。ミクリード<7687>(東証グロース)は業績・配当予想の増額など好感され出直り急。マネーパートナーズG<8732>(東証プライム)は外為ドットコムによるTOB(公開買付)でストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9070万株、売買代金は2兆2490億円。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は248銘柄、値下がり銘柄数は1368銘柄。

 東証33業種別指数は大半の業種が値下がりし、値上がりは銀行1業種にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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