【株式市場】前場の日経平均は481円高、一時612円高まで上げバブル相場後の高値を更新

◆日経平均は3万3858円63銭(481円21銭高)、TOPIXは2415.74ポイント(22.2ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億5773万株、

 1月9日(火)前場の東京株式市場は、日本の祝日中にNY株が続伸し、半導体株指数は3%高と大幅に上げたことなどを受け、アドバンテスト<6857>(東証プライム)が一時6%高、東京エレク<8035>(東証プライム)は同5%高などと半導体関連株が軒並み大きく上げ、ソニーG<6758>(東証プライム)なども活況高となった。また、能登半島地震を受けて北日紡<3409>(東証スタンダード)などには復興関連買いが活発。日経平均は取引開始後に612円86銭高(3万3990円28銭)まで上げ、取引時間中としては約2か月ぶりに1990年3月以来の高値(バブル相場崩壊後の高値)を更新。前引けも終値ベースでの同高値3万3753円33銭(2023年7月3日)を上回った。

 任天堂<7974>(東証プライム)が実質的な上場来の高値を更新し、ゲーム機「ニンテンドー・スイッチ」でスマートフォン充電できるとのSNS情報を機に復興関連株との見方が出たらしい上、NY市場で上げたことなど好感。ファーマフーズ<2929>(東証プライム)は自社株買いなどで急激に出直り、DeNA<2432>(東証プライム)は出資先のタクシー予約アプリ会社の株式上場準備入りなど材料に反発。元旦ビューティ工業<5935>(東証スタンダード)は屋根工事などで復興関連買いとされ急反発。プレミアムウォーターホールディングス<2588>(東証スタンダード)、12月25日上場のナルネットコミュニケーションズ<5870>(東証グロース)も復興関連買いとされ活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5773万株、売買代金は2兆1532億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1318銘柄、値下がり銘柄数は311銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、その他製品、精密機器、電気機器、機械、小売り、金属製品、サービス、情報通信、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る