ダイキンが一段と出直る、トランプ氏の当選を受け北米景気拡大や円安など期待

■6日発表の第2四半期決算で通期予想を増額修正

 ダイキン工業<6367>(東証プライム)は11月7日、一段と出直って始まり、取引開始後は10%高の2万635円(1845円高)まで上げて約1か月ぶりに2万円台を回復している。6日の夕方に発表した第2四半期決算で3月通期の連結業績予想を増額修正したほか、海外の売上比率が8割を超えるため、米大統領選でのトランプ氏の当選を受けて北米市場の景気拡大や円安などへの期待も上乗せされているようだ。

 今期・2025年3月期の連結業績予想を小幅だが全体に増額修正し、売上高は5月に開示した前回予想を5.1%上回る見込みに、営業利益は同0.7%上回る見込みに見直した。親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を据え置いた。中国市場と欧州市場に不透明感が残り、調達部品の価格高騰などのコスト増もあるものの、「グローバル横串での変動費コストダウン」(決算短信より)を進め、「マイナス影響を跳ね返して、過去最高業績の達成をめざす」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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