【株式市場】日経平均は99円安、後場は円安止まり様子見の中好決算銘柄を物色、TOPIXは高い

◆日経平均は3万9381円41銭(99円26銭安)、TOPIXは2743.08ポイント(27.16ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し27億5761万株

 11月7日(木)後場の東京株式市場は、午前中の円安が止まり円高気味になったことや国内長期金利の3カ月ぶり1%台への上昇などを受け、日経平均は32円安で始まったまま小動き横ばいを続けて小幅反落となった。トランプ氏関連株は日本製鉄<5401>(東証プライム)などが対中国関税で中国製品より相対有利とされ一段ジリ高となったが、三菱重<7011>(東証プライム)は軟調でIHI<7013>(東証プライム)は高いなど全面高とはならず、銀行株もみずほFG<8411>(東証プライム)は変わらずまで値を消した。T0PIXは終始堅調で3日続伸となった。

 後場は、昼に四半期決算と自社株買いを発表した東レ<3402>(東証プライム)が急伸し、同じく13時に発表した大成建設<1801>(東証プライム)、14時前に発表した倉紡<3106>(東証プライム)も急伸。15時に発表した日本触媒<4114>(東証プライム)なども急伸。テモナ<3985>(東証スタンダード)はサブスク決済システムの提供開始など好感されて一段と上げ15時前にストップ高。神東塗料<4615>(東証スタンダード)は中盤から次第に上げ大引け後に四半期決算など発表。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し27億5761万株(前引けは14億3731万株)、売買代金は6兆594億円(同3兆2501億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1267(前引けは1287)銘柄、値下がり銘柄数は353(同323)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けも29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、保険、建設、鉄鋼、電力ガス、輸送用機器、銀行、サービス、証券商品先物、海運、その他金融、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る