【株式市場】前場の日経平均は152円安、好決算株は高いがトランプ政策の副反応を懸念

◆日経平均は3万9347円79銭(152円58銭安)、TOPIXは2732.86ポイント(9.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億7095万株

 11月11日(月)前場の東京株式市場は、日経平均が取引開始後まもなく98円37銭高(3万9598円74銭)まで上げたが、あと次第に値を消して軟調になり、前引けは152円安と前日比で反落含みになった。NY株式はダウやNASDAQなど主要指数が最高値を更新したものの、トランプ氏の政策の副反応を気にする様子があり、三菱重<7011>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)は高いが上値は重い様子。一方でソニーG<6758>(東証プライム)は前取引日に発表した中間決算など好感されて活況高となり、同じく高砂香料<4914>(東証プライム)はストップ高。6日に発表したDeNA<2432>(東証プライム)は連日活況高。

 三井倉庫HD<9302>(東証プライム)が中間決算と業益予想の増額修正など好感されて一段高。ヨネックス<7906>(東証スタンダード)は中間決算が好感されて一時ストップ高。日本パワーファス<5950>(東証スタンダード)は発行株数の25%規模の自社株買いも好感されてストップ高。HENNGE<4475>(東証グロース)は9月決算と初配当など好感されて急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億7095万株、売買代金は2兆1620億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は565銘柄、値下がり銘柄数は1022銘柄。

 東証33業種別指数は10業種が値上がりし、非鉄金属、水産農林、倉庫運輸、その他製品、陸運、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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