【株式市場】前場の日経平均は299円安、円高やNY株安などで様子見姿勢だが好決算株は高い

◆日経平均は3万8343円39銭(299円52銭安)、TOPIXは2698.86ポイント(12.78ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億9799万株

 11月18日(月)前場の東京株式市場は、米NASDAQ総合指数の4日続落と円高に加え、米国がウクライナに長距離兵器の供与を認可の報道などを受けて様子見姿勢が漂った中で、日経平均は取引開始後の492円52銭安(3万8150円39銭)を下値に底堅く、中盤には94円安まで回復する場面を見せて前引けは299円安だった。影響度の大きい半導体関連株は安かったが、四半期決算説明会を受けて良品計画<7453>(東証プライム)が活況高となり、すでに発表済みの決算を評価し直す動きも強く、大成建設<1801>(東証プライム)は発行株数の16%規模の自社株買いもあり出直り急。ギフティ<4449>(東証プライム)は連日大幅高。商船三井<9104>(東証プライム)なども高い。

 ミルボン<4919>(東証プライム)が急伸し四半期決算など好感。日本製鉄<5401>(東証プライム)は米トランプ氏の関税政策の影響などに不透明感があるものの、中國製品に対し相対有利になる可能性などで2日続伸基調。日本コンクリート<5269>(東証プライム)は株主優待の導入もあり出直り拡大。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)は暗号資産・仮想通貨高など言われて一段高。Hmcomm(エイチエムコム)<265A>(東証グロース)は四半期決算が約1か月前の新規上場時に開示した業績見通しを上回りストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億9799万株、売買代金は1兆9103億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は914銘柄、値下がり銘柄数は663銘柄。

 東証33業種別指数は16業種が値上がりし、鉄鋼、海運、パルプ紙、倉庫運輸、陸運、その他金融、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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