【株式市場】日経平均は207円高、中国の経済対策に期待強く2日続伸

◆日経平均は3万9367円58銭(207円08銭高)、TOPIXは2741.41ポイント(6.85ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億206万株

 12月10日(火)後場の東京株式市場は、前場に続いて中国の経済対策に期待が強く、日経平均は前引け値を32円上回る68円高で始まり、14時には240円高に迫る3万9400円にタッチする場面を見せ、大引けも上げ幅200円台で2日続伸となった。東京エレク<8035>(東証プライム)が一段と強含むなど半導体関連株に高い銘柄が目立ち、東レ<3402>(東証プライム)も一段と上げ東京電力と中部電力の合弁会社JERAと英BPによる風力発電から連想買いの見方。大手商社、海運株などもしっかり。

 後場は、Shinwa Wise HD<2437>(東証スタンダード)が年明けの美術品オークションにレオナール・フジタの「花」など高額作品が出る予定で注目とされ出直り急激。ディスラプターズ(旧キャリアインデックス)<6538>(東証プライム)は政府の闇バイト対策強化などが追い風とされ急伸。Delta-Fly Pharma<4598>(東証グロース)は米国での治験に関する発表が材料視されストップ高。うるる<3979>(東証グロース)は一時急伸し電話代行サービスの新機能など好感。Waqoo<4937>(東証グロース)は子会社の新技術が材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億206万株(前引けは8億2695万株)、売買代金は3兆9325億円(同1兆9273億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は702(前引けは814)銘柄、値下がり銘柄数は874(同767)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けも16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、鉄鋼、電気機器、輸送用機器、海運、ガラス土石、機械、繊維製品、精密機器、化学、空運、鉱業、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る