【マーケットセンサー】割安銀行株に注目!業績上方修正で高配当、低PBR銘柄続出

■中央銀行イベント控え、地銀株に投資チャンス

 地方銀行株は、低PER・PBRと高配当利回りが特徴的な投資対象である。特に、高知銀行<8416>(東証スタンダード)と宮崎太陽銀行<8560>(福証)は、驚異的な0.15倍のPBRを記録している。投資家にとって、日米中央銀行の12月イベントを前に、銀行株に広く投資を検討する価値がある。

 岩手銀行<8345>(東証プライム)、三十三フィナンシャルグループ<7322>(東証プライム)、四国銀行<8387>(東証プライム)は、通期業績を上方修正し、配当を増配した注目の銘柄である。これらの銀行は、PBR0.2倍台、PER7倍前後、配当利回り4%台と、投資家に魅力的な特徴を持っている。株主還元の拡大と業績改善が、これらの銘柄の評価を高めている。

 中間業績を上方修正した銘柄にも、投資価値の高い地方銀行が存在する。大光銀行<8537>(東証スタンダード)をはじめ、清水銀行<8364>(東証プライム)、トマト銀行<8542>(東証スタンダード)、東和銀行<8558>(東証プライム)、大東銀行<8563>(東証スタンダード)は、PBR0.17倍、PER6.4倍、配当利回り4%超と、割安感の高い銘柄群を形成している。これらの銀行株は、投資家にとって魅力的な選択肢となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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