大林組、20トン級バッテリー式油圧ショベルを国内初導入、商用電源不要で山間部などでも活躍期待

■100%バイオディーゼル燃料で稼働、CO2排出量を大幅削減

 大林組<1802>(東証プライム)は12月11日、カーボンニュートラル実現に向け、国内初の20t級バッテリー式油圧ショベルを建設現場に導入したと発表。同機は100%バイオディーゼル燃料を使用した専用発電機で充電され、CO2排出ゼロを実現した。この技術革新は山間部など商用電源の確保が難しい建設現場においても大きな進歩となった。

 新技術により、軽油使用時と比較して1日あたり約220kg、年間約53tのCO2排出を削減可能であることが確認された。10時間の充電で約4.5時間の稼働を実現し、商用電源不要な建設現場での持続可能な稼働が可能となった。

 大林組は、GX建設機械の導入をさらに進め、幅広い建設現場での活用を目指している。これにより、建設業界全体の脱炭素化を進め、持続可能な社会の実現に寄与する方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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