科研製薬が堅調、「3分の1押し」の水準で調整進み再騰の期待強まる

■業績好調、営業利益は中間期で通期予想の94%を達成

 科研製薬<4521>(東証プライム)は12月12日、4381円(72円高)まで上げた後も堅調に売買され、中段持ち合いの中で再び上値を試す相場となった。11月15日にニューマブ社(スイス)との共同研究契約を発表し、18日に2021年以来の高値となる4577円まで上げた。その後は微調整の相場だが、11月上中旬の上げ幅に対し「3分の1押し」の水準で下げ止まっており、テクニカル的な再騰期待が強まってきたとの見方が出ている。

 第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)は国内医療用医薬品部門が好調で、海外事業では知財譲渡一時金もあり、連結売上高は前年同期比42.0%増加し、営業利益は3.5倍の195.79億円に急増した。3月通期の予想は全体に従来予想を継続し、営業利益は前期の2.2倍の208億円。中間期の時点で通期予想額の94%を達成しており、好調推移が注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る