アクセルが後場急騰、インテルとAI高速推論で提携、処理速度40%向上を実現

■RAG文書処理で184ミリ秒を達成

 アクセル<6730>(東証スタンダード)は12月23日、147円高(12.17%高)の1355円(14時2分)まで上げて急反発している。インテルコーポレーションと、同社のグループ会社axが開発したAIフレームワークailia SDKを使用した高速AI推論に関する協力を14時に発表。このフレームワークは、エッジデバイス上でAIを実行することで、安定性の向上と低遅延を実現し、APIコストの削減を可能にするものである。

 インテルとの協力により、ailia SDKはIntel Xe Matrix Extensions(XMX)を使用した高速推論をサポートするようになった。RAGでの文書登録の評価では、Intel Arc A770 GPUにおいて、XMXを有効にすることでパフォーマンスが40%向上し、処理時間が304.5ミリ秒から184.25ミリ秒に短縮された。

 アクセルのDXアプリケーションであるailia DX Insightは、将来のリリースでXMXをサポートする予定である。両社は今後も協力関係を継続し、インテルプラットフォーム用にailia SDKを最適化することで、AIの実用化に貢献していく方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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