神社仏閣でPayPay決済が可能に、お賽銭のキャッシュレス化を推進

■本人確認済みユーザー3200万人が利用可能、PayPayマネーでの支払いに対応

 PayPayは、2024年12月から神社や寺院でのお賽銭支払いにキャッシュレス決済サービス「PayPay」を導入すると発表。本人確認(eKYC)を完了したユーザーのみが利用可能であり、「PayPayマネー」での支払いに限定される。

 同サービスは、2024年8月から開始した法人向けビジネスアカウントの拡大施策の一環である。初詣や節分、受験時期などの参拝者増加時の混雑緩和に寄与するとともに、参拝者の現金準備の手間を軽減する。また、神社や寺院側は現金管理の負担軽減や盗難リスクの低減が期待できる。

 利用方法は、敷地内のQRコードを読み取り、金額を入力して送金する3ステップで完了する。本人確認完了者数は2024年11月時点で3200万人に達している。PayPayは今後もビジネスアカウントの用途を拡大し、個人・事業者双方の利便性向上を目指すとしている。

■2024年12月末までの導入予定一覧

・稲毛神社 神奈川県川崎市
・熊野若王子神社 京都府京都市
・浄土宗 大本山 増上寺 東京都港区
・総本山 四天王寺 大阪府大阪市
・大本山 本能寺 京都府京都市
・天恩山五百羅漢寺 東京都目黒区
・東別院 愛知県名古屋市
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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