GMOインターネットグループ、Claudeで「AI熊谷正寿」を実現へ、社内哲学をAI化

■グループの理念・ノウハウをAIナビゲーターとして実装、意思決定の高速化を実現

 GMOインターネットグループ<9449>(東証プライム)は12月24日、「GMO Brain AI プロジェクト」の一環として、社内向けのAIツール提供を開始したと発表。このツールは、同社グループ代表で創業者の熊谷正寿の思考や経営哲学「GMOイズム」を学習し、チャットボット形式で社員の意思決定を支援するバーチャルナビゲーターとして機能する。

■GMOイズムの進化:100万時間削減から新たな価値創造へ

 2024年、AIを活用した業務効率化により推定100万時間の削減を達成した同グループは、この時間を新たな価値創造に活用するべく「GMOイズム」を最適化したツールを開発。業務効率化と知的生産性向上を目指している。

 提供されるツールは「安定動作版」と「β版」の2種類。広い視点でのデータ分析や詳細な情報提供を通じて、教育や業務効率化を促進し、社員が抱える課題への適切なフィードバックを可能にする。

 AI推進チーム「AIしあおうぜ!」が開発を主導。人工知能専門家やデータサイエンティストが参加し、高精度なデータ整備や「In-Context Learning」を採用。これにより多面的な分析と柔軟な対応が実現した。

 GMOイズムを基にした知識共有や支援を通じ、全社員が迅速かつ的確な意思決定を行える環境を提供する。同プロジェクトは「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」という目標達成に向けた大きな一歩である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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