【株式市場】日経平均は102円安、反落だが後場一時プラス圏に浮上し底堅い

◆日経平均は3万9981円06銭(102円24銭安)、TOPIXは2770.00ポイント(16.57ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億5328万株

 1月8日(水)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)やソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段と上げるなど半導体関連株に強さがみられ、日経平均は引き続き水面下で推移したものの、13時過ぎに一時22円高と前日比プラス圏に浮上する場面をみせて底堅かった。日本製鉄<5401>(東証プライム)は3日ぶりに反発したまま堅調に推移し、みずほFG<8411>(東証プライム)は連日2008年以来の高値を更新、いよぎんHD<5830>(東証プライム)などの地銀も高い。日本郵船<9101>(東証プライム)も中盤にかけて一段と上げた。

 後場は、12月上場のキオクシアHD<285A>(東証プライム)が一段と上げて上場来の高値に進み最先端メモリーを米社が採用との報道など好感。楽天グループ<4755>(東証プライム)も一段と上げ楽天銀行の預金残高12兆円突破など好感。リボミック<4591>(東証グロース)は前引けにかけて急伸したまま上げ幅を保ち三菱商事<8058>(東証プライム)グループとの共同特許など材料視。INCLUSIVE<7078>(東証グロース)は出資先のトヨタグループとの提携が材料視され大引けまで買い気配のまま2日連続ストップ高。ispace<9348>(東証グロース)は一段と上げ、ルクセンブルク政府からの月面着陸挑戦「ミッション2」認可を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は18億5328万株(前引けは9億912万株)、売買代金は4兆4625億円(同2兆2244億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は389(前引けは509)銘柄、値下がり銘柄数は1217(同1070)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けも10業種)が値上がりし、海運、精密機器、非鉄金属、銀行、鉄鋼、倉庫運輸、繊維製品、鉱業、輸送用機器、サービス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る