【株式市場】日経平均は27円高、小反発だが後場は米金融政策待ちで小動き

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8459円72銭(27円08銭高)、TOPIXは1984.10ポイント(10.29ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億9023万株

 12月15日(水)後場の東京株式市場は、米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表を今夜に控え、日経平均は開始から大引けまで前日比20、30円高のまま小動きとなった。ただ、前引けは安かったレーザーテク<6920>(東1)が持ち直して堅調に推移し、村田製<6981>(東1)は一段ジリ高など、技術立国を支える銘柄の一角が強く、日本製鉄<5401>(東1)も一段ジリ高。大引けは日経平均、TOPIXともに前日比で反発となった。マザーズ指数は5日ぶりに反発した。

 後場は、OKK<6205>(東1)がトヨタのEV事業計画や米国の竜巻災害からの工場復旧期待などで大引けにかけて一段高。川崎重工<7012>(東1)は大型発電タービンでは初の100%水素燃料による実証実験など材料視され一段高。リミックスポイント<3825>(東2)は暗号資産事業での新銘柄開始への期待再燃とされて一段高となり2日ぶりに高値を更新。ステムリム<4599>(東マ)は急性期脳梗塞に対する第2相試験での好成果が連日材料視され2日連続ストップ高。に注目集中しストップ高。ジオマテック<6907>(JQS)は次世代半導体用ガラスキャリア量産開始など材料視され朝から大引けまでストップ高買い気配。

 東証1部に新規上場のネットプロテクションズHD<7383>(東1)は取引開始9分で公開価格1450円の72円安で初値をつけ、高値は前場の1442円、安値は前引け間際の1078円、後場は持ち直し大引けは1390円となった。

 東証1部の出来高概算は9億9023万株(前引けは5億291万株)、売買代金は2超3118億円(同1兆1917億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1317(前引けは1257)銘柄、値下がり銘柄数は750(同780)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、証券商品先物、サービス、鉄鋼、水産農林、空運、鉱業、その他金融、卸売り、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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