【株式市場】前場の日経平均は379円安、日銀の利上げ観測と円高など受け一時500円安

◆日経平均は3万8193円05銭(379円55銭安)、TOPIXは2661.47ポイント(26.84ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億7277万株

 1月17日(金)前場の東京株式市場は、日銀の利上げ観測と円高などを受け、日経平均は午前9時半頃と11時頃に下げ幅を500円台まで拡げて下値を探ったが、前引けは379円安にとどまった。日野自<7205>(東証プライム)が昨年来の高値を更新し米国での和解を好感。古河電工<5801>(東証プライム)は出直りを強めデータセンター向け拡大の期待。大王紙<3880>(東証プライム)はPBR向上期待などで高い。

 ラクーンHD<3031>(東証プライム)が急伸し株主優待の導入を好感。ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)も急動意となり累進配当の導入と増配を好感。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)は高値にm久手出直りを強めビットコインの10万ドル回復など材料視。Will Smart<175A>(東証グロース)は続伸し相談役に京王電鉄の代表取締役会長が就任との発表などで思惑継続。SAPEET<269A>(東証グロース)は再び大きく出直りAI姿勢分析システム等への期待強いもよう。

 東証プライム市場の出来高概算は8億7277万株、売買代金は1兆9349億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は357銘柄、値下がり銘柄数は1222銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、鉄鋼、パルプ紙、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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